さまざまなプロポリス抽出法

プロポリスにはさまざまな抽出方法があるとされています。
ここでは代表的な5つの抽出方法について述べていきます。

まず第一には、アルコール抽出法です。
プロポリス抽出のための方法として一番有名ではないでしょうか。
プロポリスの原型は黒っぽく、特有の香りがするものなのですが、これをアルコールに浸してから、二週間から一ヶ月ほどかけてじっくり成分を抽出するやり方となっています。
アルコールはほぼ100%という、とても純度の高いメチルアルコールが使用されています。
これは医療品としても使用されているので、安全面に問題はありません。

第二に、水抽出法です。
先ほどはアルコールに浸すことで成分を抽出したのですが、
今回はこれを水に置き換えて抽出するやり方です、同じように二週間から一ヶ月ほどじっくり抽出するのですが、アルコールほどは完璧に成分は得られないともされています。

第三に、ミセル化抽出法です。
こちらはいったんアルコールを用いて抽出したプロポリスの液から、アルコールをいったん飛ばして、固形にし、それをさらにグリセリンに溶解させたものです。

第四に、超臨海抽出法です。
これは無酸素状態で抽出が行われます。
アルコールの代わりとしては、二酸化炭素や水蒸気が使用され、これによってプロポリスを抽出します。

第五は、アルコールと水とを併用する方法です。
アルコールを使って、最初にプロポリスを抽出するのですが、その後に水を使用して抽出の工程を加えます。
これは、アルコールのみでは完全に抽出ができないためです。
どちらもあわせることにより、もともとのプロポリス成分を余すところ無く、得ることができるのです。
プロポリスの主成分、フラボノイドは、水には溶けないので、こういった併用する方法でも抽出が可能なのです。

アルコールを使用した抽出法は、安全性が証明されています。
古来から人はお酒を使用して、さまざまなものから成分を抽出した歴史があります。
プロポリスもまた、その例にあやかって作られたものなのです。
また世界的に評価も高く、アルコール抽出のプロポリスこそが、品質の良いものと解されています。